難聴のページ
難聴とは
難聴という病気があるわけではなく、音を聞き取る力が低下した状態を意味します。
耳が聞こえなくなった、または耳が聞こえにくくなったという症状に加え、めまいや耳鳴り、頭痛を伴うこともあります。
また、難聴を放置すると認知症やうつ病などの発症リスクが増加することが分かっています。
~こんな症状があれば難聴かも?~
- (突然)耳が聞こえにくくなった
- 年齢とともに耳が聞こえにくくなった
- テレビの音が大きいと言われる
- 聞き間違いや、言っていることが聞き取れないことがある
- 高く小さい音が聞こえにくい
- 瞬時に音を理解することが難しい
難聴による影響
難聴になると、必要な音が聞こえず生活に影響を及ぼすことがあり、認知症のリスクも大きくなると言われています。
他にも・・・
- 危険を察知する力が弱まり、交通事故や転倒などの恐れがある
- 社会的に孤立していまい、うつ病の発症リスクが上昇する
- コミュニケーションがうまくいかなくなる
などがあげられます。
難聴の原因
耳の中の各部位の機能が低下すると、聞こえにくくなります。
機能の低下には、先天性のもの、疾患によるもの、加齢によるものなどがあり、そのメカニズムによって「感音性難聴」・「伝音性難聴」・「混合性難聴」などいくつか種類が存在します。
近年では、ウィルス性の病気、ストレス、疲労、生活習慣などにより引き起こされる「突発性難聴」が増えてきていますが、その要因を特定するのは現代の医学でも難しいのが現状です。
難聴の治療
難聴の治療にはその原因と考えられる、内耳の状態を改善する治療が必要です。
すべての難聴で聴力を回復できるわけではありませんが、時間が経過すればするほど治りにくくなります。
~早期発見、早期治療が大切です~
難聴は目に見える症状ではありませんので、ご自身で自覚しにくく、難聴を認めたくない気持ちもあるかもしれません。
しかし、周囲の方が大きな声を出して苦労されていることも考えられます。
また、全ての難聴が治療により回復する訳ではありませんが、突発性難聴など回復の可能性があるものもあります。
発症後約一ヶ月で聴こえは固定してしまう場合が多いので、出来るだけ早く治療を開始することが重要です。
定期的に受診をして、早期発見・早期治療をすることをおすすめしています。